2018年01月

2018/01/03

日本の民主主義の現状と多元的価値観

 堤未果『政府は必ず嘘をつく』(角川書店)、佐高信『誰が日本をここまで不幸にしたか』(毎日新聞社)、渡辺勝一『民主主義は究極の制度か』(河出書房新社)、三橋俊明『路上の全共闘1968』(河出書房新社)、第三書館編集部『ハシズムは沈むか』(第三書館)は、いずれも今日の日本の民主主義をさまざまな角度から考える上で参考に。

政府は必ず嘘をつく 増補版 (角川新書)
誰が日本をここまで不幸にしたか 佐高信の政経外科 13
民主主義は究極の制度か

路上の全共闘1968 (河出ブックス)ハシズムは沈むか―「橋下維新」のウラは何?

 2月に粟屋憲太郎『昭和の政党』(岩波書店)を読んだが、大正デモクラシーの後、政友会と民政党という二大政党への収斂が政党政治の凋落を招き、政治不信が軍部の台頭とファシズムを生み出したという歴史が書かれていたが、今日の政治状況が再び「いつか来た道」を歩みかねないという意味からも、民主主義の実態をしっかり検証することが大事だと思う。
 加藤紘一『劇場政治の誤算』(角川書店)は、「加藤の乱」で敗れた自民党リベラル派の立場から、小泉政治による自民党の瓦解に対する総括が示されている。「これからの日本に必要なもののひとつは『多元的価値観』の再評価だと思う。『多元的価値観』とはつまり、異なる価値観を認め、包容しあうということである。それに対し、劇場政治やグローバリゼーションに通底しているのは、『善か悪か』『白か黒か』『勝つか負けるか」という単一的な価値観である」という提起は一考に値すると思う。
 植草一秀『消費増税亡国論』(飛鳥新社)は野田政権が進める「税と社会保障の一体改革」の虚妄を追及。

昭和の政党 (岩波現代文庫)劇場政治の誤算 (角川oneテーマ21)消費増税亡国論


 エンゲルス『空想より科学へ』(岩波書店)、池上彰『池上彰のやさしい経済学1しくみがわかる』(日本経済新聞出版社)は、『空想より科学へ』の学習会のチューターを引き受けたので読む。
 K&Bブリッシャーズ編集『工場見学中国四国』(昭文社)は、中国四国地方の工場の夜景、ジャンル別・目的別工場見学として食品工場、環境・産業施設、飲料工場、モノづくり工場が収められている。近くのアヲハタジャムデッキや伯方塩業大三島工場が出ているので、買って読む。

空想より科学へ (岩波文庫 白 128-7)池上彰のやさしい経済学―1 しくみがわかる工場見学 中国・四国




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